砂の器(1974)
昔、テレビで中居くんのドラマを観た時、
原作では主人公の父親は犯罪者ではなく、
病気で差別された人だよと聞きました。
最近まで映画は観ていなかったのですが、
病気について描かれていると聞いたので、
サブスクリプションで観てみました。
和賀英良役、加藤剛の初登場は列車の中。
すぐファンにサインをせがまれる、
色男の音楽家です。
大臣の娘と婚約しますが、
バーの女性とも愛人関係にあります。
刑事、丹波哲郎と森田健作が
殺人事件を追っていきます。
被害者は元警官で退職後、旅先で殺される。
誰に対しても優しい人で、聞き込みでも
恨みを買う心当たりは思い当たらず。
物語の序盤で和賀の愛人が車窓から
ヒラヒラと舞い散らせる破片の
儚さが彼女の運命を物語っています。
花びらのような破片は
犯人の衣類ではないかと
刑事が調べはじめます。
ある夜に彼女が妊娠を告げ、
渋る和賀に一人で育てるから
産みたいと言ったあたりから
イヤなフラグが立ちはじめます。
言い争って和賀の車を降り、
夜の踏切に立つ姿に
遮断機の不吉な音が響き、
冒頭の轢死体に見せかけられた
被害者の姿が重なります。
彼女は血を流し、倒れている所を
発見され、病院に運ばれます。
出血は産褥によるものと判明しましたが、
命を救う事はできませんでした。