月に咲く花の如く

2016年 那年花開月正圓

清朝末期、実在の商人・周瑩をモデルに二つの殺人事件の謎(第一の殺人事件は視聴者には最初から犯人が明かされているが、登場人物がなかなか犯人に辿りつかない)を軸として物語が進んでいく。
周瑩を演じるのはおなじみ、スン・リー。しかし、「宮廷の諍い女」の甄嬛のような気品を期待すると裏切られる。なぜなら、周瑩はめちゃめちゃ庶民。しかもペテン師。正直言って、最初の数話は自由すぎる周瑩にあまり感情移入できなかったが、第6話で周瑩の覚悟に引きこまれた。物語に登場する男性たちも、みな彼女に惹かれていく。しかしそれが不自然に見えないほど周瑩は魅力的なのだ。
生来の賢さ、古い常識にとらわれない自由な発想に呉家東院で学んだ商売人としてのモラルが加わり、呉家の屋台骨を背負う存在に成長していく周瑩。破天荒な周瑩を理解しない者たちから庇い、深い愛情で支えていく呉聘。最初は富豪の馬鹿息子だったのに、周瑩との出会いで社会のしくみの不合理に目覚めていく沈星移、当主・周瑩に尽くす王世均、いつのまにか周瑩に惹かれ、呉家と深い関わりを持っていく趙白石…。それぞれの想いが錯綜していく。
撮影は当時の街並みを再現する為に巨額を投じて5万㎡のセットを作ったらしい。それでオープニングCGの予算はあまりなかったんだろうな…(勝手な憶測)。
ともあれ、今回もスン・リーの新しい魅力を発見した作品でした。

地図
咸陽:周瑩たちの活躍した地
迪化:周瑩が洋布を売りに行った土地
上海:沈星移が新会社を作った国際都市

史実

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▶︎その頃の日本
1895年 日清講和条約(下関条約)調印

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