長安二十四時

2019年「長安十二時辰」

唐の長安を舞台に、テロと戦う男の物語。中国版「24」と呼ばれる。
架空の皇帝・李四郎の治世だが、李四郎はどうみても玄宗がモデルなので、玄宗の時代と考えられる。視聴してまず目を奪われるのは元宵節で賑わう長安の、生き生きとした光景。主人公・張小敬は元軍人の死刑囚だが、この物語の本当の主役は、長安に住む名もなき人々、そして彼らを擁する長安の都なのかも知れない。張小敬は時には残酷な選択を迫られながらも都を死守していく。

張小敬と共に奔走するのは、御曹子・李必とその下女の檀棋。彼らも次々と危機に直面しながら、この陰謀の謎を解いていく。
この3人を軸として物語は進む。軍の指揮官・崔器は殺された前任者・六郎の弟で張小敬には反感を持っている。叩き上げ代表のような彼の顰め面は、色々な感情を抱えたような表情で、心に残る。対照的に名家に生まれた宿命を持つのが姚汝能。彼は己の立場と感情の板挟みとなる。大案牘術というデータ分析術を編み出し、捜査を行っていくのが徐賓。彼は静かな佇まいの中に、熱い思いを潜めている。

その他、多彩な脇役が活躍し、夢物語に現実味を持たせている。国際都市であった唐代の長安に各国の人々が集う、異国情緒豊かな光景、豪華絢爛な大仙灯、古都の雰囲気を十二分に満喫できる作品だった。

史実(モデル)

▶︎その頃の日本
741年  聖武天皇が国分寺建立の詔を発布

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


上部へスクロール